先週奈良県桜井市多武峰の談山神社での談山能に行ってまいりました。
談山神社(妙楽寺)は観阿弥世阿弥の本拠地として知られていて 談山能では神社に伝わる摩陀羅神面を使用して翁が奉納されています。今年は大槻文藏氏の翁 梅若六郎氏の通小町 宗家の舞囃子 百万でした。
権殿で催されていかにも能の原点だと感じるお舞台でした。
能で言われる神仏同一体の世界観もあらわす場所でした。
翌日大倉源次郎氏のご案内で長谷寺と與喜天満神社に連れて行っていただきました。
長谷寺は世阿弥が参拝の折に観音様の示現を受けたお寺で11代観世宗家が絵馬を奉納されていたりと観世家と所縁のたいへん深いお寺です。
仁王門を通り長い石段を登って本殿に向かいます。
食事を頂いた後は長谷寺の向かいの山にあります與喜天満神社に参拝しました。
日本最古の天神さんといわれています ここも結構な階段を上って参りました。
山の中腹にありいかにも時代を感じさせるお社でした。
お社の裏には湧水が出ていておいしく頂戴することが出来ました。
帰りは裏参道を降りたのですが 道端に玉葛庵跡というのがありました。
今はただの竹やぶになってしまって昔を偲ぶことはできなかったです。
続いて當麻寺も行程にあったのですが 私は時間の都合で帰ることとなり伺えませんでした。
古都の旅 また是非機会を作って出かけたいと思います。
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